時雨月
雨が続く、時雨月
ちょっといい風吹いてたのになんだか停滞気味なのは神無月のせいかしら
雨は降り止まないで洗濯物は溜まる
乾いた部屋に招き入れておこうかなぁ
外に出たくない。
靴の中が濡れたり、
服の裾が濡れたりするのが嫌
長靴履いてカッパ着ればいいんだけど、
そういう気分じゃないから困る
来たい服が乾いてないのも困る
部屋で雨の音を聴いている
晴れた日なんかは自分の気分で音楽選べばいいんだけど、雨の日は少しもったいなぁと思って、普段聞かないのにクラシックなんかを雨の音とちょうど混じるぐらいの音量で流してみたりする
レコードなら最高だなぁとか思う
違いなんかわかんないんだろうけど、
なんかふとわかる時がある
あ、この味噌汁の具なら鰹出汁が合うんじゃないかしらって初めて分かった時のあの感じ
火星がどれかも気にしたことなかったのに、今日は火星がキレイだなぁなんて思っていたら、火星が近くなっている日だったあの時の感じ
別に誰に教えてもらったわけでもなく
経験とか、もしかしたらどっかで聞いたとか、そんな引き出しが突然、不随意に開いたりする
そこにはいっつも謎の確信があって、
だいたい合っている
ほらね、やっぱりね。
って。
ちゃんと知っていたら、きっと根拠のあることなんだろうけど、根拠より先に経験とか思いつきとか感覚とかが出てくるあの感じ
これが、大人なのかしら
とか思いながら
ユーチューブ開いてクラシックを流すのです